「マジックを始めてみたい」——そう思った瞬間が、人生で一番マジックに向いているタイミングです。でも何から始めればいいのか。道具? 本? YouTube? この記事では、遠回りしないための「最初の3ステップ」をご案内します。
ステップ1:最初の一冊を手に入れる
YouTubeの種明かし動画も便利ですが、体系的に学ぶなら書籍が最短ルートです。定番中の定番は『カードマジック入門事典』(東京堂出版)。基本の持ち方から約90種の作品まで、これ1冊でレパートリーが完成します。動画で学びたい派には、QRコードで動画と連動する『必ずウケる! カードマジック』のような今どきの入門書もあります。
詳しくはおすすめ書籍ページでレベル別に紹介しています。
ステップ2:最初の道具を選ぶ
結論:トランプ1組(バイスクル ライダーバック)で十分です。世界中のマジシャンが使う定番デックで、1,000円前後。近所に売っていなければ、マジックショップリストで紹介しているオンラインショップで買えます。
「手先の器用さに自信がない」という方は、テンヨーなどの「ギミック(仕掛け)付きマジック」から入るのもおすすめ。新宿高島屋のビリーズマジックショップのような実演販売店なら、目の前で効果を確認してから買えます。
ステップ3:最初の仲間を見つける
独学の壁は「人前で演じる機会がない」こと。マジックは練習の成果を人に見せて初めて完成する芸能です。そこでおすすめなのがマジックサークルへの参加です。
- 学生なら——多くの大学に奇術部・マジックサークルがあります。未経験入部が大半なので心配無用。学園祭のステージという最高の発表の場が待っています。
- 社会人なら——1933年創立の東京アマチュアマジシャンズクラブ(TAMC)をはじめ、全国に社会人サークルがあります。月1回・参加費数百円という気軽な会も。
サークルリストで、お近くの団体を探してみてください。
上達を加速する3つの習慣
- 1つの作品を100回練習する——10個のマジックを10回ずつより、1つを100回。「考えなくても手が動く」状態になって初めて、演技(セリフ・目線・間)に意識を向けられます。
- 鏡ではなくスマホで録画する——鏡は自分の目線で見てしまいます。観客の視点で録画チェックするのが上達の近道。
- 本物を浴びる——マジックバーでプロの「間」を体感し、イベントで最先端に触れる。インプットの質が演技の質を決めます。
今日がいちばん若い日
マジックは、道具代1,000円で始められて、一生楽しめて、人を笑顔にできる稀有な趣味です。まずはトランプを1組。そして本を1冊。あなたの「最初のマジック」で誰かが目を丸くする日は、思っているよりずっと近くにあります。